第45回日本理学療法士協会学術大会に座長として参加しきました。
この場をお借りしまして、座長という大役をいただき、大会長には感謝を申し上げます。
それでは、私が受け持たせていただいたセッションの話をしましょう。
座長をさせていただいたのは、「運動制御と運動学習」というセッションでした。
身体運動は、さまざまな情報を身体の感覚器からの入力を受けて大脳へ伝達し、その情報をもとに大脳で統合して、身体運動を行います。その調整は、どのように調節をされているかわかっていません。上記のことを運動制御と呼んでいます。そして、運動制御を繰り返し行うことで新しい動きを我々は記憶していきます。そのようなことを運動学習と呼んでいます。
少し例を挙げて説明しましょう。
新しい投球フォームを覚えるとき、始めからきちんと理想的なフォームで投げることはできません。しかし、何度か繰り返し理想的なフォームを行い、記憶することで理想的なフォームで繰り返し投げることができようになります。この時、理想的なフォームを身体で細かく調節をしながら行うことを運動制御を行うと呼び、理想的なフォームを繰り返しすることで身体に記憶することを運動学習と呼んでいます。
理学療法士は障害を持った患者さんに対して、新しい身体の動きを調節して学習させていくのです。それは、何も障害を持った人だけではありません。スポーツ選手も同じように行い、対象者となる可能性もあります。
さて、そのようなセッションを任されました。
さまざまな、測定機械を使った研究がいっぱいでした。脳磁図や磁場を使った刺激装置、脳波を測定したり、筋電図を用いて測定して反応速度見たりさまざまな研究が行われていました。
これらの研究は、今後障害を持った方々のために役に立つものと確信を持ちました。今後もこのような研究が継続的に行われていくことで、沢山の障害を持った人や身体の動きを効率的に学習していくことができると思います。
これらのがんばって研究を進めていきたいと思います。そして、座長には記念品が贈られました。岐阜の和紙を使った提燈をいただきました。
机の上において飾りながら、学習に精進したいともいます。みなさんにも、すこしおすそわけしますよ・・・・・
少し難しい話になってしまいました。時々はこのような話もいいかもしれませんね。
次の機会に、難しい話のつづきは・・・・・・
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