自己紹介

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四日市市塩浜本町, 三重県, Japan
ユマニテク医療福祉大学校の教員をしています。専攻は理学療法学科です。これから、学生とともに学校生活と理学療法士に仕事について紹介をしていきます。

2010年6月26日土曜日

頭をすっきりさせるには???

頭をリフレッシュするには・・・


最近のコマーシャルは面白いです。
テレビのチャンネルがまだ手動で変えていた時代は、コマーシャルはあまり面白くなくても問題がありませんでした。
しかし、チャンネルがリモコン式になると、コマーシャルのあり方が変わってきました。
それは、皆さんも経験があると思いますが、番組の間のコマーシャルの時間は、リモコンで他番組に変えていませんか?

最近では、リモコンで他番組に変えて、コマーシャルを見ない時間が増えました。そのため、コマーシャルを見てもらうために面白いコマーシャルやよりインパクトのある内容、画像に変えてきたようです。

現在は、テレビの見方が変わってきています。録画をすることが簡単になり、裏番組や時間のないときに録画をして再生時にはコマーシャルをスキップする機能までつきました。時々番組を見ているとスキップボタンを押している自分がいます。

   また、話がそれてしまいました。よく脱線をするのでこまりますね・・・・

さて、頭がリフレッシュについてですが、コマーシャルの話は、実は「FRISK」のコマーシャルのことを説明しようと思ったのです。画像だけを見ると意図していることがなかなか理解できませんが、
「sharped up!」と、つまり「研ぎ澄まされた」と叫ばれたときに、「FRISK」のコマーシャルは混沌とした状況から感覚を研ぎ澄ます効果があります。それは、自分が意図としていること意外でも
同じように起こります。ここがパロディーなのでしょう。  お洒落ですね。

さて、別に「FRISK」の宣伝をしているのではありません。

本題に戻りましょう。 最近、歯磨きを1分間することで頭をリフレッシュすることが、花王のヒューマンヘルス研究センターと千葉大学フロンティアメディカル工学研究開発センターの下山一郎教授との共同研究でわかったそうです。

単純作業を長時間続けることで、判断力や注意力が低下します。しかし、歯磨きをするだけでその疲れが取れることを客観的に評価して、歯磨き後に向上することを明らかにしました。

もし、勉強で疲れて、集中力が低下し、記憶力や判断力が低下した思ったら歯磨きを推奨します。
そして、続けることにより、「8020運動」も推進することになります。この結果は、将来歯を健康にすることに役立つ結果となりますね。 一石二鳥???ですか

     * 「8020運動」とは、「80歳までに自分の歯を20本残しましょう。」というスローガンです。
             ユマニテク医療福祉大学校の歯科衛生学科の絶世の美女達に聴きました。

学生諸君!!!  いやいやそれ以外の方も
食事後や講義で疲れたときの歯磨き、自宅での学習で集中力が切れた時など、是非歯磨きをしてみたらいかがですか? 

              必ずや、頭はすっきりするでしょう。

でも、講義中すごく眠たくなります。 眠たくなった場合はどうしたらいいですか?

それは、また次回にしましょう。
睡眠障害、睡眠時無呼吸症候群などのいろいろな問題がありますから・・・

リンクをしておきました。原文です、クリックしてください。歯磨き行動の脳への作用を研究
それでは、失礼します。

2010年6月24日木曜日

話すこと、聞くこと(2)

話すこと、聞くこと(2)




さて、少し小休止をいただきました。その間にいろいろな情報を集め、まとめる事ができました。
やはり、社会的問題の背景の裏側には高度成長期による経済成長が、家庭環境の変化に問題をもたらしているとの見解であります。東京大学大学院教育学部教授 本田由紀先生のまとめです。
      教育・仕事・家族の関係の変化の中で若者が直面する困難について
内閣府の提出された国民白書のデータや調査の結果が示しているとのことでした。一部抜粋をしましたので参考にしてください。



それでは、世界に目を向けてみるとどうでしょうか?
先日のscienceの特集のまとめを少しして見たいと思います。
世界的にみても、学習方法については永遠のテーマのようです。最近は、国際経済機構(OSCE)が行っている世界各国の学力評価を行った結果が要約されています。特に発展途上国に関しては第2カ国語の習得の考え方が明確です。そして国によっては、国を挙げての教育体制を強化しています。もっともよい例がインドの理数系教育です。マスメディアによく取り上げられていますので、ご存じでしょう。現在のIT産業にはなくてはならない存在になっています。現在のコンピュータのアプリケーションのほとんどのプログラムはインドで作られています。そして、世界の一流企業ではインド人の採用が増えてきているのが現状です。

また、他の国々も同様です。第2言語を学習することが、貧困からの脱出の近道であると考えています。そのため、母国語以外の言語を学習をするそうです。英語、フランス語、スペイン語などなどです。余談ですが、現在中国は経済発展が著しく中国人口を考えると中国語を学習するほうがたくさんの人と話せる可能性があると思いますが、世界では、スペイン語を話せる人口のほうが多いようです。理由はヨーロッパ植民地時代の影響のようです。世界人口の約7割の人が理解できるそうです。

国が教育を支援する、その結果、経済が成長していく。そして、優秀な人材を作り上げて自国の発展を成し遂げ、国際社会の中で生き残りをかけるのが目標のようです。

しかし、日本の場合は、義務教育を行っている事は、素晴らしいことです。その甲斐あって国民が豊かになったと思います。しかし、現在の学力に関しては国際社会の中では、中流以下のようです。先ほどOSCEの話をしました。世界共通の学力評価テスト(PISA:the Program for International Student assessment)を文部科学省が平成17年度より行っています。学力テストの内容は、科学的、数学的、読解力の3部門に分かれており、日本は科学的、数学的に関しは、上位ランクでしたが、読解力に関しては中位レベルだそうです。このテストは3年ごとに行われていますが、年々低下していく傾向にあるようです。

詳しくは文部科学省ホームページを参考にしてください。
           「読解力」向上プログラム
そのため、教育カリキュラムを再編をし、「ゆとり教育」から「詰め込み教育」への変更を行い、第2言語を習得する方針を固めたと考えます。



しかし、「ゆとり教育」を受けてきた子供達は、どうしましょうか?そのままおざなりにしておくわけにはいきません。現在の中等教育が終了した子供たちがその「ゆとり教育」を受けてきました。そのため、国際社会を「生き抜く力」(PISAでいう読解力です)が不足しているそうです。これは文部科学省も否定をしていません。
あまり、マスメディアにと上げられませんが、現在の高等教育(大学教育)では中等教育の補講を行っている大学がほとんどです。特に理数系の学科についてです。「理数系離れが深刻です。」などのリポートはよく耳にします。


前置きが長くなりました。

そこで、scienceの特集です。「生き抜く力」(PISA型読解力)ですが、これを形成させるためには「読むこと、書くこと」が絶対条件のようです。しかし、今までの学習方法は教科書から学習を行っていましたが、最近は、World Wide Webを利用した教育方法に変更して行くことが必要であるようです。そして、自国のみの教育から世界を相手とした教育の必要性があるとの事でした。そのためには何が必要なのでしょうか?

よく考えてみるとiPadやiPhoneなどが良い例ですね。アメリカの大学では、電子書籍で授業を行う試みが行われています。日本でも関西圏である学校が試験的に導入をしていく事が報道されています。時代にあった教育方法、しかも効率的な教育方法を確立していくことはとても大切なことです。


効率的に学習を促進させるには、心理学者達は the Landscape Modelによる学習方法が効果的であると考えれているようです。学習者の知識背景を増やすことにより、学習は効果的に進んでいくようです。つまり、言語の意味理解を促し、言語の概念を理解することが、学習をするためには必要であるとのことです。そして、the Science Writing Huristic(SWH)を行うことが概念を覚えることに有効であるそうです。SWHとは文字を写し、わからない文字は意味を必ず調べる方法のようです。

自分も実感しますが、確かに言葉の意味が理解されていないと会話もできませんし、書くこともできません。また、逆に意味をきちんと理解すると不思議とわからないことがわかるようになった経験はあります。そして意外と文字を書いて意味を調べていく動作をすると文章理解を促すことができた経験があるのは事実です。

わからなければ、意味を再度考え何度も読み直すことで意味を理解することができるようです。

長くなりましたね。次回は概念をどのように人間は理解しているのでしょうか?をまとめてみます。

2010年6月16日水曜日

小休止?   σ(゜・゜*)・・ん??

σ(゜・゜*)・・ん??

はじめから全開でいくと、後が持ちませんよ   (●´ω`●)ゞエヘヘ

では、少しここで小休止と行きましょう。    了━━━ヾ|*゚ω゚|ゞ━━━解♪


実は、理学療法学科の学生が学校周辺の地図を作ってくれとのことでした。
ユマニテク医療福祉大学校周辺」でGoogle MAPを検索していただけると出てきます。


そのときの風景画像をみなさんにいち早くお見せします。



実は、学校の屋上から

       四日市コンビナート

           昼間の写真をカシャ 





梅雨の晴れ間だったので、渥美半島までくっきりと見えちゃいましたので、ついでにもう一枚。写真をカシャ

我ながら、





   感━━((┏| ̄^ ̄* |┛))━━激!!!!  であります。


日が昇る方角だけではなく、日が沈むほうも写真を・・・・・ 
 
σ(゜・゜*)・・ん??     ラ・・・ラジャ(´・∀・ill)ノ


しかし、雨雲が多いであります。よろしいでありますでしょうか???

   かまわん!!!

雲があろうが、すばらしい風景ではないか!!!
これはどちらの方向の写真になるのか説明をしろ!!!

ラ・・・ラジャ(´・∀・ill)ノ
こちらの方角は、日が沈む方角であります。

ヽ(* `ω゚)ノ コラ----ッ  それはわかっている!!!   くわしく説明をしろ!!!

はっ! 北西の方向であります。多分、鈴鹿山脈の藤原岳付近の写真と考えます。

よし、では南西の方角の写真はないのか ????

キョロ|゜Д゜*||*゜Д゜|キョロ  
南西ですか? 撮影してあります。ただいまお見せいたします。



よし、すばらしい!!! 

隊長殿!!!   いつの間に屋上に上がってこられたのでありますか?
今、看板の工事中だから工事進捗状況を確認に朝から上がっていたのだ。

よいか!!!  時折、このすばらしい風景をみなさんにお伝えすることを命令する。

(ι ´д`)ノ""ワカリマシタァー…です。 必ず行います。

それでは、次回の小休止では 夜景をみなさんにお見せします。
突然の隊長の乱入でしたが、また、御紹介します。
                                 By 編集長

2010年6月14日月曜日

「話すこと」と「読むこと」(1)

「話すこと」と「読むこと」とは・・

scienceの2010年4月23日号で「Science, Language, and Literacy」という特集があった。
どの方法が科学的な文語の学習において、最も効果的で効率的に行われるかについて書かれていた。最近、この様な記事がよく目にとまるようになってきた。

マスメディアで「社会に出ても、言葉がしゃべれない、空気がよめない。」など、中等教育(高等学校)を卒業したものが、社会人として適応することができない。これは、高等教育(大学卒業)した者の同様であり、高等教育に進学したものは、受験科目以外の学業もおろそかになっており、大学側が中等教育レベル補講を行うこととなっている。

社会的には、学力低下の原因は「ゆとり教育」を実施したことであるとされている。
その時期と同時に「個人」の考え方を大切にするという思想が輪をかけて学力低下を起こしたのではないかとえる。

「隣は何をする人?」

高度成長期時代から核家族化が進行し、世代間の交流や地域内の交流が少なくなったために、家族、他者とのコミュニケーションをとる機会が少なくなっていったことが問題である。
他者とのコミュニケーションをとる機会を面倒くさいとして、会話をしないことで人の感情を読み取ることができなくなり、結局、一人でいることがになる。そして、2次元の世界に引きこもり、他人との接触を自分から拒むようになる。

それでは、他者とも交流をもつことが必要であり、コミュニケーションにより成立する職種である、医療職では適応外となる。

これは、個人的な問題でなく、社会的な問題である。

社会的な問題であれば、我々も何か改善をさせるための取組みをしなければならない。

そこで今、取り組んでいるは、コミュニケーション能力の向上である。他人と会話することが面倒くさいと思うのではなく、他人のことを知ることで、自分の考えや他人の考えを受け入れるだけの能力をつけ、他人と共感することができる人格形成を目指す。

そのため、コミュニケーションを重視した講義を入れて、人と接することが面倒くさいということを取り除くことからはじめている。

そして、次のステップとして「的確に文章を読み取る能力」を鍛え上げることをしていく方略を考える。

次回、scienceのまとめと読むことについて掲載したいと思います。
                                        by 編集長

2010年6月11日金曜日

平成22年度 実験計画報告会 教員の一言

平成22年度 実験計画報告会を終えて

6月4日に22年度の実験計画報告会が終了しました。 ρ(-ω-。)ヽ(・ω・。)ヨチヨチ

4月から研究とは何かを考え、介入実験を行うことで、対象者の反応がどの様に変化するか予測を立てて研究手順を計画していきます。最終の目的は、研究を行った結果を社会に還元することです。ですから、社会に還元できる研究を行うために、今から計画をしっかり熟成させていきます。よってたくさんの質問や疑問はいつでも大歓迎です。 (゜ω゜;)(-ω-;)(゜ω゜;)(-ω-;)ウ、ウンウン・・・

たくさんの質問があれば、それ分、理解が深まることと同じになります。 オオーw(*゜д゜*)w

その点を考えると今回の報告会は、活発な質疑応答があったような気がします。4年生が総合実習から戻ってきて、いろいろな質問があり、大変良かったと思います。 
               
                (*´▽`*)ノ゛☆ありがと☆ 


でも、グループ発表であったのが残念、グループ全員が研究内容を理解しているかは不安な部分がありました。   (*「´・∞・`)?  
                    これは仕方がない点です。
役割を全ての学生に割り当てることができないので・・・  (T~T;。)

是非、学生諸君 自分のセミナーの実験計画をしっかり理解して実験に取り組んで欲しいと思います。 ヨロシク頼ムゼッ!Ψ(*`゚∀´)Ψ・・・ヶヶヶ

そして、来年の最終報告会では自分の臨床の現場に還元のできる研究になることを願っている。

研究の最終目的である、社会への還元はとても大切であり、
研究のための研究をではなく、社会の中に役立つ研究をして欲しいとおもう。
                ☆⌒Y⌒Y⌒o(●´'皿')ノぉ願い

これから実際に対象者に刺激を与えて行くことになる。説明と同意は大切であることは講義で述べてある。

また、どのような事故が起こるかもしれない、ハイムリッヒの法則である。

リスク管理を、怠らぬようお願いをしたい。 ~~~━v(o 'c_,`o)ゝウンウン


必ず担当の教員がいるので相談をしてくれ、やはりコミュニケーションが大切だ。

言われたことだけをしているのではなく、自主的に動けるようになって欲しい。
そのためには目的を持ちWHYを考え、自分から動き人間関係を形成し、信頼関係を築いて欲しい。

              σ(゜・゜*)・・ん??

何かの講義に聞いた内容のような気がする・・・・・。

   ショッ━━━ΣΣヽ(*´□`)ノ━━━ク!!!   気が付くのがおそい!! 


それでは、次回は中間報告会のときに報告します。

2010年6月9日水曜日

理学療法に必要?それとも哲学?(2)

看取りビジネスの続編です。

前回までは、中日新聞の介護特集「看取りビジネス」を読んだ学生の感想を掲載させていただきました。
 「延命治療の諾否」や「事前指定書の必要性」などの学生の率直な意見を掲載しました。

そして、今回は特集を読んだ読者が新聞社に投稿した記事の内容を再度読んで、学生達の変化を掲載したいと思います。

延命治療についてですが・・・・・
 
 学生達は自分の考え方が自分本位であったことを感じたようです。
 自立の原則から考えると当然ですが、最終的に延命治療を判断するのは自分ではなくむしろ家族や親族であり、医師から判断を求められると、ほとんどの人が延命治療を希望するであろうとの意見でした。

それは、家族が延命治療を行わないことが、「死」ということに対しての後悔と罪悪感からの理由でした。
そして、学生達は、前の考えでは自分本位であることを後悔していました。
「尊厳死」とは自立の原則から確立した概念ですが、残された家族と介護者のことを無視することはできないことに気が付いたようです。確かに私達には尊厳を守る権利はありますが、家族に対する責任もあるからです。
       
            権利責任は必要不可欠な要素になるからです。

そして、責任を果たすために「事前指定書」を利用したいとも言っていました。
事前指定書は、家族、介護者との自分の死に方、そして生き方を見直すために利用する方法があるのではないかということでした。事前指定書を作成することで自分がどのように今後生きていきたいか、どのような死に方を選択したいかなどを考える機会となる。そして、それは家族、介護者にとって最後の時に不安を与えないようにするものに利用するのが一番ではないかという意見でした。

人生の節目とか、病気をした時、普段から話をするなどさまざまな機会に話すことが大切でないかいうことでした。そうすることで「死」ということに関してより深く家族と話をすることができると思えると言うことでした。

都市部以外でも核家族化が進み、過疎地域では孤独死の問題、もちろん都市部でも同様ですが、引き取り手のない家具の問題がビジネスとしてなりった現在社会、これらの問題にやはり家族で
「生きる」「死ぬ」ということを再度家族で確認することが必要なのではないでしょうか?

「自立の原則」「尊厳死」「安楽死」 個人の倫理観が大切になります。自分の哲学をもち倫理観を高めるために必要な講義であったと考えています。

2010年6月7日月曜日

平成22年度 実験計画報告会開催される

理学療法学科3年生の研究計画報告会の開催される!!

専門学校にはめずらしく、1年以上をかけて行う「研究」の実験計画を報告する、報告会が行われました。
4年生の専門学校では、高度専門士を称号を得ることがでます。本校でも高度専門士を取得することができます。

   * 高度専門士とは、高度な専門知識を有しており、大学卒業相当の勉学をしてきた者に称されるものです。そのた  
     め、単位取得時間は大学と変わりなく、むしろ本校では他大学よりも多い単位数を取得しております。

研究を行うことで、より専門的で高度な教育を展開していくことを目的としております。

本年度の研究テーマは、以下のようなタイトルで行われました。
  1. 「下肢筋群と平衡機能との関連性についての検討」
  2. 「鏡を用いた運動での対側の筋力への影響」
  3. 「バランス能力向上を目的として知覚トレーニングと足把持筋力トレーニングの比較」
  4. 「部位別運動に認知機能への影響」
  5. 「運動負荷後の姿勢の違いが呼吸循環系に及ぼす影響」
それぞれのスライドはYouTubeにアップロードしました。
HumanitecPT 「ユマニテク医療福祉大学校 理学療法学科」です。

参考にしてみてください。
さて、それぞれに興味深い研究内容です。いままで曖昧であった理学療法の治療方法や訓練内容を変化させるためには必要な研究ばかりです。研究を進めていってくれればいいと思います。
あと、1年しかありませんので、がんばって計画を立てていきましょう。
それでは、学生の報告会後の感想は・・・

 学生H君: 質疑をされて答える時間が不足してしまい、曖昧になってしまいました。
        発表する時間が足りなくてもっと時間が欲しかったです。

 学生Mさん: 時間は足りませんでしたが、参考になる意見があり充実した発表でした。

編集長:限られた時間の中で質問された内容を読みとり、質問者が質問している内容を整理をして応答するのも経験です。経験から成長するのです。たくさんの経験を積むことは早い段階から行うことが大切です。ぜひ、たくさん経験をしてください。

今回は、作業療法学科の先生も参加していただきました。
他学科の先生の感想は・・・・

 教員N: 大変刺激になりました。計画をしっかりすることで実験全容が見えきますので良い          発表会と思いました。また、4年生などの質疑応答の多さにもびっくりしました。
 教員M: 難しいことをするのですね、しかし、測定機械の種類がたくさんありびっくりしています。また、結果を発表して教えいてただけると今後の治療に役立つことがいっぱいありましたので、よろしくお願いします。

編集長:暖かいお言葉ありがとうございます。もっと厳しくコメントいただきたかったと思います。やはり厳しく育てないと・・・・。  冗談ですよ。

さて、それでは理学療法学科の教員からのコメントは・・・・・・

これは、厳しいのひと言・・・・・・、もう少しやわらかく・・・・・・・、
先生方よろしくお願いしますよ・・・・・・、
この続きは、後ほど掲載しましょう。
それでは・・・・・・・・・・失礼します。

2010年6月4日金曜日

理学療法に必要?それとも哲学?(1)

3年生の講義で使わせていただいた記事を掲載します。
中日新聞の介護特集「看取りビジネス」です。

リンクを貼っておきます。 一度読んでいただけるとありがたいです。 

      中日新聞 介護特集「看取りビジネス」

この記事を選択した理由は、講義において
       「生命」とは何か?  
                    という課題のために使わせていただきました。

最近の医学技術の進展は、加速的な速さで変化し続けています。そして、技術や治療法を扱う者が、加速的に発展をする技術についていけないのが現状ではないでしょうか?
ips細胞、遺伝子操作、安楽死、尊厳死 など・・・。
そして、理学療法士に、とても関係の深い急速な少子高齢化社会の到来の同様でしょう。

その中で医療の機能細分化が進み、リハビリテーションの考え方も変化しつつあります。病気になった時に入院し、治療を行う急性期、病気により障害をもち、日常生活を円滑に行うことができないものを改善する回復期、改善した能力、機能を維持するための維持期、最近では機能を維持して人生の終焉を迎えるための終末期と分けるようになっています。そして、理学療法士は全ての期間に携わる必要が出てきています。
 そのため、 「生命」というものをどのように考えるか?ということを学ぶために使わせいただきました。生命を考えることで、

       人の尊厳とは?
       何故治療方針の説明をしなければならないのか?
       人生の終焉を迎える終末期とはいたいどのように過ごすべきなのか?

などを考える講義でした。
 とても、テーマとしては重いのですが、生徒は真剣に考えていました。

私自身、講義をしていて、とてもよい充実した講義ができたと思っています。

その中で様々な意見がでました。

Q. 延命治療に賛成ですか反対ですか? その理由をあわせて答えてください。

反対派の意見です。
A. 延命治療には反対です。家族にも介護をしてくれる人にも迷惑がかかるから反対です。
A. 延命治療には反対です。いろいろな機具を使って延命をしても、必ず死が来るからです。
   自然に逝きたいと願うことが間違いでしょうか?
A. 自然に任せていくことが尊厳死と考えます。ですから反対です。

賛成派の意見です。
A. 家族が悲しむから、延命治療を望みます。延命治療をすることで、心の準備期間が作れると
   思うからです。
A. 今まで一緒に生活をしており、少しでも長く一緒にすごしていたいから延命治療を希望します。

Q.「事前指定書」は必要ですか?あわせて、理由を聞かせてください。

ほとんどの学生が「必要である。」でした。
なぜなら、自分の生きた方を振り返ることができるから・・・
なぜなら、家族と「死」ということを話し合うことができるから・・・
なぜなら、「尊厳のある死」を大切と思うから・・・

実は、レポートを書いてもらいました。そして、読みながら、少し泣きそうでした・・・・・。

いろいろ考えているのだと・・・。

そして、核家族化が進むことにより家族の終焉に会うことできない、経験・体験をすることができないのだとも考えました。それはいい面も悪い面もあります。何が良いか、悪いかはわかりません。
家族の意見があればもっと良かったと思いました。

そして、もう一度考えて欲しいとも思いました。

そのように考えていたら、再度新聞記事が、翌週に家族の反響がたくさん返ってきたそうです。
そして、学生にそれを読んでもらいました。また、レポートを再度書いてもらいました。

みなさんも一度、考えるのはどうでしょうか?
学生が再考した内容は、また掲載します。

この続きは、理学療法に必要?それとも哲学?(2)に続けたいと思います。

これもすばらしかったです。

理学療法士はこのようなことも考えながら仕事をしています。でも、この問いかけに回答はないと思います。自分の意見をしっかり述べることが必要だと思います。時間をかけてじっくりと考えていくことが大切です。そして、人間として完成されていくのでしょう・・・・・ 多分 (。´-ω・)ン?

それでは、理学療法に必要?それとも哲学?(2)を御期待ください。

2010年6月1日火曜日

第45回日本理学療法士協会学術大会に座長として参加

第45回日本理学療法士協会学術大会に座長として参加しきました。

この場をお借りしまして、座長という大役をいただき、大会長には感謝を申し上げます。

それでは、私が受け持たせていただいたセッションの話をしましょう。
座長をさせていただいたのは、「運動制御と運動学習」というセッションでした。

身体運動は、さまざまな情報を身体の感覚器からの入力を受けて大脳へ伝達し、その情報をもとに大脳で統合して、身体運動を行います。その調整は、どのように調節をされているかわかっていません。上記のことを運動制御と呼んでいます。そして、運動制御を繰り返し行うことで新しい動きを我々は記憶していきます。そのようなことを運動学習と呼んでいます。

少し例を挙げて説明しましょう。

新しい投球フォームを覚えるとき、始めからきちんと理想的なフォームで投げることはできません。しかし、何度か繰り返し理想的なフォームを行い、記憶することで理想的なフォームで繰り返し投げることができようになります。この時、理想的なフォームを身体で細かく調節をしながら行うことを運動制御を行うと呼び、理想的なフォームを繰り返しすることで身体に記憶することを運動学習と呼んでいます。

理学療法士は障害を持った患者さんに対して、新しい身体の動きを調節して学習させていくのです。それは、何も障害を持った人だけではありません。スポーツ選手も同じように行い、対象者となる可能性もあります。

さて、そのようなセッションを任されました。
さまざまな、測定機械を使った研究がいっぱいでした。

脳磁図や磁場を使った刺激装置、脳波を測定したり、筋電図を用いて測定して反応速度見たりさまざまな研究が行われていました。
これらの研究は、今後障害を持った方々のために役に立つものと確信を持ちました。今後もこのような研究が継続的に行われていくことで、沢山の障害を持った人や身体の動きを効率的に学習していくことができると思います。
これらのがんばって研究を進めていきたいと思います。

そして、座長には記念品が贈られました。岐阜の和紙を使った提燈をいただきました。
机の上において飾りながら、学習に精進したいともいます。

みなさんにも、すこしおすそわけしますよ・・・・・



言い忘れていました。今回の学会のテーマは「チャレンジ・健康日本」でした。これからの理学療法士は1次医療(疾患)だけを診ていくのではなく、3次医療(予防)も、同様に重点的に考えていく必要がある。そして、予防こそが健康を維持することにつながるのである。これは、ただ健常な人が健康を維持するだけではなく、障害を持った人でも同様に健康で生活を行うことができることができる社会を創っていくことも理学療法士の役割でもある。そのために理学療法士があるべきか考える学会でした。
少し難しい話になってしまいました。時々はこのような話もいいかもしれませんね。
次の機会に、難しい話のつづきは・・・・・・