最後の総合臨床実習後期
最終学年である4年生が総合臨床実習中である。
来年の4月からは理学療法士として実際の現場に出て働くことになるが、そのためには、現在の総合臨床実習を終了する必要がある。今まで勉強してきたことをすべて利用して行わなければならないから、
当然、総合臨床実習は大変である。
総合臨床実習の目的は、Bed Side Learnigによれば
1.基礎・臨床知識の習得
2.基本的な問題解決能力と判断力の習得
3.病歴・身体所見などの基本的スキルの習得
4.患者・家族や医療関係者とこコミュニケーションスキルの習得
5.医療人としての人格の形成
6.生涯自己学習ができる能力の習得
これらの目的を達成したものが国家試験の受験資格を得ることができる。
達成をするためには、指導者の対して簡潔に自分の考えの説明を行い、指導者との会話もちろん、患者との会話、他のスタッフとの会話を適切に行いバーバルコミュニケーションを用いて信頼関係を築く必要がある。
また、レポート作成する必要があるため文章力は必要であり、教科書から必要な知識を得るために読解力も必要になる。それ以外には、信頼関係を築くためには知識も重要である。3年間がんばって勉強してきたことすべてを使って臨床実習に臨まない限り達成することもできないし、自分の限界に挑戦してはじめて達成することになる。
そして、その結果が、知識向上はもちろん人間的にも成長して学校に戻ってくるのです。
その成長をした学生の姿を見ると、我々教員は感動です。
それを確信することができるのは、実習が終わってから行われる、症例報告会です。
そのときは、我々の質問も臨床の現場に戻った気分で疾患の内容、治療方法、訓練の目的などの質問をします。時には厳しい質問をしたりしますが、その質問にもしっかり応答してくれるともう感激です。そして、その時に学生の成長したことを確信します。
いかに論理的であるか、
根拠は存在するのか、
自分の考える主張は何で、
主張を導き出した過程はどのように導き出してきたのかを聞きます。
彼らが実習が終了するまでには4週間近くあります。彼らが成長した姿が見れることが待ち遠しいです。
きっとすばらしい症例報告会になると思います。
そして、来年の今頃は同じ臨床の現場に立ち、理学療法士として活躍しているのだと思います。
でも、その前に国家試験がありました。来年の2月が下旬ごろと思いますが、必ずや合格してくれると信じています。
それでは、3週間後、症例報告会の報告をさせていただきたいと思います。
学生たちが成長した姿を報告できることを期待していてください。
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