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四日市市塩浜本町, 三重県, Japan
ユマニテク医療福祉大学校の教員をしています。専攻は理学療法学科です。これから、学生とともに学校生活と理学療法士に仕事について紹介をしていきます。

2010年7月13日火曜日

理学療法士の講師をしてきました。

三重県士会の新人プログラムの講師をしてきました。



11日(日)鈴鹿医療科学大学にて「理学療法における研究方法論」の講師をしてきました。
臨床現場で働き2年目の理学療法士の先生方を対象に行いました。本校を卒業した者も参加しており、久しぶりに会って、臨床で活躍しているようでとても嬉しく思いました。


研究方法論に関しては、講義のスライドを少しアレンジして行いましたが、スライドが多すぎて
結果的には、スライドを半分ぐらい残して終わってしまいました。

皆さんすいません。


かなり脱線をしながら、私の思いを述べていたのが、どうも失敗のようでした。
現場で、患者を相手にセラピーを行うことが研究であると考えています。その理由は、セラピーを
行うためには患者の問題点を抽出して、その問題点を解決するために効果的な治療方法を探し、
効率的にセラピーを行う。効果的な治療方法とは、根拠のある治療方法です。


つまり、科学的に証明をされたものを探して実際に行うことをします。
実験的な研究も同じです。目的としては、問題を解決することです。
しかも根拠を必ず示すのです。それは、文献的な根拠、あるいは実験を行い事実を示し、統計的に説明を加えることが、現在考えられている科学性といものです。

そして、その結果を検討をする。
これは、治療方針を決定するときにも同じように行います。
患者の問題点にあった治療方針を検討し、問題を解決する成功率について説明をする。

現在の医療は「自立の原則」があります。

そして「自己の尊重」が必要ですので、必ず説明を行い、同意を得てから治療を行います。
その説明のときに必要なのが、科学的根拠になります。


しかし、理学療法において、科学的な根拠のあるセラピーを探すことが難しいのです。

現在、各学会から様々なガイドラインが作られています。その内容を見ると運動を行うことは必要である事はわかっているようです。しかし、その運動が必ずしも必要であるとは根拠がないので

言い切れないのです。

とても寂しい話です。運動が人間の身体にとって必要であることは、自分自身感じています。

しかし、根拠がないので説明できないのです。「治療の中に運動が必要です」ということが・・・


そこで、どうですかみなさん、一緒に根拠を作っていきませんか?

何故運動が必要であるのか? そして、どのような運動が必要なのか?

こんな話をしていたら、時間がなくなってしまったのです・・・・。

すいません、みなさん・・・・・

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