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四日市市塩浜本町, 三重県, Japan
ユマニテク医療福祉大学校の教員をしています。専攻は理学療法学科です。これから、学生とともに学校生活と理学療法士に仕事について紹介をしていきます。

2010年6月7日月曜日

平成22年度 実験計画報告会開催される

理学療法学科3年生の研究計画報告会の開催される!!

専門学校にはめずらしく、1年以上をかけて行う「研究」の実験計画を報告する、報告会が行われました。
4年生の専門学校では、高度専門士を称号を得ることがでます。本校でも高度専門士を取得することができます。

   * 高度専門士とは、高度な専門知識を有しており、大学卒業相当の勉学をしてきた者に称されるものです。そのた  
     め、単位取得時間は大学と変わりなく、むしろ本校では他大学よりも多い単位数を取得しております。

研究を行うことで、より専門的で高度な教育を展開していくことを目的としております。

本年度の研究テーマは、以下のようなタイトルで行われました。
  1. 「下肢筋群と平衡機能との関連性についての検討」
  2. 「鏡を用いた運動での対側の筋力への影響」
  3. 「バランス能力向上を目的として知覚トレーニングと足把持筋力トレーニングの比較」
  4. 「部位別運動に認知機能への影響」
  5. 「運動負荷後の姿勢の違いが呼吸循環系に及ぼす影響」
それぞれのスライドはYouTubeにアップロードしました。
HumanitecPT 「ユマニテク医療福祉大学校 理学療法学科」です。

参考にしてみてください。
さて、それぞれに興味深い研究内容です。いままで曖昧であった理学療法の治療方法や訓練内容を変化させるためには必要な研究ばかりです。研究を進めていってくれればいいと思います。
あと、1年しかありませんので、がんばって計画を立てていきましょう。
それでは、学生の報告会後の感想は・・・

 学生H君: 質疑をされて答える時間が不足してしまい、曖昧になってしまいました。
        発表する時間が足りなくてもっと時間が欲しかったです。

 学生Mさん: 時間は足りませんでしたが、参考になる意見があり充実した発表でした。

編集長:限られた時間の中で質問された内容を読みとり、質問者が質問している内容を整理をして応答するのも経験です。経験から成長するのです。たくさんの経験を積むことは早い段階から行うことが大切です。ぜひ、たくさん経験をしてください。

今回は、作業療法学科の先生も参加していただきました。
他学科の先生の感想は・・・・

 教員N: 大変刺激になりました。計画をしっかりすることで実験全容が見えきますので良い          発表会と思いました。また、4年生などの質疑応答の多さにもびっくりしました。
 教員M: 難しいことをするのですね、しかし、測定機械の種類がたくさんありびっくりしています。また、結果を発表して教えいてただけると今後の治療に役立つことがいっぱいありましたので、よろしくお願いします。

編集長:暖かいお言葉ありがとうございます。もっと厳しくコメントいただきたかったと思います。やはり厳しく育てないと・・・・。  冗談ですよ。

さて、それでは理学療法学科の教員からのコメントは・・・・・・

これは、厳しいのひと言・・・・・・、もう少しやわらかく・・・・・・・、
先生方よろしくお願いしますよ・・・・・・、
この続きは、後ほど掲載しましょう。
それでは・・・・・・・・・・失礼します。

2010年6月4日金曜日

理学療法に必要?それとも哲学?(1)

3年生の講義で使わせていただいた記事を掲載します。
中日新聞の介護特集「看取りビジネス」です。

リンクを貼っておきます。 一度読んでいただけるとありがたいです。 

      中日新聞 介護特集「看取りビジネス」

この記事を選択した理由は、講義において
       「生命」とは何か?  
                    という課題のために使わせていただきました。

最近の医学技術の進展は、加速的な速さで変化し続けています。そして、技術や治療法を扱う者が、加速的に発展をする技術についていけないのが現状ではないでしょうか?
ips細胞、遺伝子操作、安楽死、尊厳死 など・・・。
そして、理学療法士に、とても関係の深い急速な少子高齢化社会の到来の同様でしょう。

その中で医療の機能細分化が進み、リハビリテーションの考え方も変化しつつあります。病気になった時に入院し、治療を行う急性期、病気により障害をもち、日常生活を円滑に行うことができないものを改善する回復期、改善した能力、機能を維持するための維持期、最近では機能を維持して人生の終焉を迎えるための終末期と分けるようになっています。そして、理学療法士は全ての期間に携わる必要が出てきています。
 そのため、 「生命」というものをどのように考えるか?ということを学ぶために使わせいただきました。生命を考えることで、

       人の尊厳とは?
       何故治療方針の説明をしなければならないのか?
       人生の終焉を迎える終末期とはいたいどのように過ごすべきなのか?

などを考える講義でした。
 とても、テーマとしては重いのですが、生徒は真剣に考えていました。

私自身、講義をしていて、とてもよい充実した講義ができたと思っています。

その中で様々な意見がでました。

Q. 延命治療に賛成ですか反対ですか? その理由をあわせて答えてください。

反対派の意見です。
A. 延命治療には反対です。家族にも介護をしてくれる人にも迷惑がかかるから反対です。
A. 延命治療には反対です。いろいろな機具を使って延命をしても、必ず死が来るからです。
   自然に逝きたいと願うことが間違いでしょうか?
A. 自然に任せていくことが尊厳死と考えます。ですから反対です。

賛成派の意見です。
A. 家族が悲しむから、延命治療を望みます。延命治療をすることで、心の準備期間が作れると
   思うからです。
A. 今まで一緒に生活をしており、少しでも長く一緒にすごしていたいから延命治療を希望します。

Q.「事前指定書」は必要ですか?あわせて、理由を聞かせてください。

ほとんどの学生が「必要である。」でした。
なぜなら、自分の生きた方を振り返ることができるから・・・
なぜなら、家族と「死」ということを話し合うことができるから・・・
なぜなら、「尊厳のある死」を大切と思うから・・・

実は、レポートを書いてもらいました。そして、読みながら、少し泣きそうでした・・・・・。

いろいろ考えているのだと・・・。

そして、核家族化が進むことにより家族の終焉に会うことできない、経験・体験をすることができないのだとも考えました。それはいい面も悪い面もあります。何が良いか、悪いかはわかりません。
家族の意見があればもっと良かったと思いました。

そして、もう一度考えて欲しいとも思いました。

そのように考えていたら、再度新聞記事が、翌週に家族の反響がたくさん返ってきたそうです。
そして、学生にそれを読んでもらいました。また、レポートを再度書いてもらいました。

みなさんも一度、考えるのはどうでしょうか?
学生が再考した内容は、また掲載します。

この続きは、理学療法に必要?それとも哲学?(2)に続けたいと思います。

これもすばらしかったです。

理学療法士はこのようなことも考えながら仕事をしています。でも、この問いかけに回答はないと思います。自分の意見をしっかり述べることが必要だと思います。時間をかけてじっくりと考えていくことが大切です。そして、人間として完成されていくのでしょう・・・・・ 多分 (。´-ω・)ン?

それでは、理学療法に必要?それとも哲学?(2)を御期待ください。

2010年6月1日火曜日

第45回日本理学療法士協会学術大会に座長として参加

第45回日本理学療法士協会学術大会に座長として参加しきました。

この場をお借りしまして、座長という大役をいただき、大会長には感謝を申し上げます。

それでは、私が受け持たせていただいたセッションの話をしましょう。
座長をさせていただいたのは、「運動制御と運動学習」というセッションでした。

身体運動は、さまざまな情報を身体の感覚器からの入力を受けて大脳へ伝達し、その情報をもとに大脳で統合して、身体運動を行います。その調整は、どのように調節をされているかわかっていません。上記のことを運動制御と呼んでいます。そして、運動制御を繰り返し行うことで新しい動きを我々は記憶していきます。そのようなことを運動学習と呼んでいます。

少し例を挙げて説明しましょう。

新しい投球フォームを覚えるとき、始めからきちんと理想的なフォームで投げることはできません。しかし、何度か繰り返し理想的なフォームを行い、記憶することで理想的なフォームで繰り返し投げることができようになります。この時、理想的なフォームを身体で細かく調節をしながら行うことを運動制御を行うと呼び、理想的なフォームを繰り返しすることで身体に記憶することを運動学習と呼んでいます。

理学療法士は障害を持った患者さんに対して、新しい身体の動きを調節して学習させていくのです。それは、何も障害を持った人だけではありません。スポーツ選手も同じように行い、対象者となる可能性もあります。

さて、そのようなセッションを任されました。
さまざまな、測定機械を使った研究がいっぱいでした。

脳磁図や磁場を使った刺激装置、脳波を測定したり、筋電図を用いて測定して反応速度見たりさまざまな研究が行われていました。
これらの研究は、今後障害を持った方々のために役に立つものと確信を持ちました。今後もこのような研究が継続的に行われていくことで、沢山の障害を持った人や身体の動きを効率的に学習していくことができると思います。
これらのがんばって研究を進めていきたいと思います。

そして、座長には記念品が贈られました。岐阜の和紙を使った提燈をいただきました。
机の上において飾りながら、学習に精進したいともいます。

みなさんにも、すこしおすそわけしますよ・・・・・



言い忘れていました。今回の学会のテーマは「チャレンジ・健康日本」でした。これからの理学療法士は1次医療(疾患)だけを診ていくのではなく、3次医療(予防)も、同様に重点的に考えていく必要がある。そして、予防こそが健康を維持することにつながるのである。これは、ただ健常な人が健康を維持するだけではなく、障害を持った人でも同様に健康で生活を行うことができることができる社会を創っていくことも理学療法士の役割でもある。そのために理学療法士があるべきか考える学会でした。
少し難しい話になってしまいました。時々はこのような話もいいかもしれませんね。
次の機会に、難しい話のつづきは・・・・・・